1980年代にアメリカからGPSデータが公開され、
三角点を既知点にして測量していた頃から測量技術は飛躍的に進歩し、
作業効率や観測精度も格段に向上した。
しかし、三角点の偉大さを忘れてはならない。
明治時代に最後の三角網を観測するため、
当時前人未踏であった剣岳山頂に標柱を埋設し
三角点の測量を実施したことで、日本の三角網は完結した。
現在、全国に設置された三角点は109,000点(青森県は2,700点)余りとなり、
位置を示す基準点として使用され、日本のインフラ整備の礎を担ってきた。
三角点がなければ、今の日本の繁栄はなかったと言っても過言ではないと思います。
これまでに過酷で困難な作業に立ち向かい、
三角点の測量に携わってきた全ての方々に敬意を表するとともに、
その気概を心に秘め日々の業務にあたりたい。
山頂にたたずむ三角点 |
笹薮に潜む三角点 |
PS,2009年に映画化された『剣岳点の記』は、
明治時代の測量をドキュメンタリータッチで描いている。
興味をもった方は是非見て下さい。
(梅内)
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