2025年1月15日水曜日

最近読んだ本


設計2課の宮澤です。

今回は最近読んだ本の中からオススメを3冊ご紹介。


「なぜ重力は存在するのか」野村泰紀 著


以前、YOUTUBEの動画で本著の著者である野村泰紀氏を知り、

野村氏の語り口に魅了され購入した同氏の最新著書

「なぜ重力は存在するのか」

以前から相対性理論、宇宙物理学、量子力学系の話が好きで、

それ関係の書籍は時おり読んでいたのですが、

本著は「14歳でも理解(わか)る」の帯書き通り、

実に語り口が明解で、かつ面白い。特に「不確定原理」

「シュレディンガーの猫」「量子もつれ」などの相対性理論以降の

取っつきにくい部分もわかりやすく説明されていて、

量子力学系の入門書として間違いなく勧めることができる名著。



「BIG THINGS」ベント・フリウビア、ダン・ガードナー 著


本著は「コペンハーゲン・オペラハウス建設」

「エンパイア・ステート・ビル建設」など

さまざまなビッグプロジェクトの成功例と失敗例を列挙し、

「なぜ、ビッグプロジェクトは当初の予定工期を大幅にオーバーし、

コストが無限に膨れ上がるのか」「成功するプロジェクトには

どんな秘訣があるのか」に言及している。

マシュー・サイド 著「失敗の科学」にも通じる

いわゆる「失敗学」系譜の本である。

洋書のわりに読みやすい内容になっているのでお勧めである。



「RULE DESIGN」江崎貴裕 著


ここ最近読んだなかで一番面白かったのが本著「RULE DESIGN」

本書は組織や社会の「ルールの法則性」に焦点を当て、

「ルール作りの基礎教養」ともいうべき新しい概念(ルールデザイン)を

独自の切り口(数理モデル思考)から構築する。

本書は「ルールの失敗」に焦点を当て、より良い仕組みを作るための

法則を科学的に分析している。

内容もさることながら本書のタイトル「RULE DESIGN」が秀逸。

「ルールとはデザインされるものである」という新しい概念を

提唱しているこのタイトルだけで大いに「買い」の1冊である。



「なぜ重力は存在するのか」「BIG THINGS」「RULE DESIGN」

今回紹介した3冊はどれも素晴らしい本なので、ご興味あれば

ご一読いただきたい。

(宮澤)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 
 
コサカ技研では、会社を知っていただく機会として
会社訪問やオンラインでの企業説明を随時行っております。
 
 
詳細につきましては、下記リンク先をご覧ください。

皆様からのご連絡をお待ちしております。