2026年6月10日水曜日

設計に向いている人

 

最近、「設計に向いている人ってどんな人ですか?」と

聞かれることがありました。

少し考えてみると、設計に向いている人には、

ある共通点がある気がします。


①毎日同じことを繰り返すのが少し苦手な人

ルーティンワークをこなす人も必要ですが、

設計は「毎回ちょっと違う」の連続です。

むしろ、「昨日と同じ」が続くと落ち着かなくなる人の方が

向いているかもしれません。


②色々な場所に行くのが好きな人

設計では現地確認も大事な仕事です。

以前、冬に現地へ行った時のことです。

図面では「緩やかな坂」に見えていた道路が、

実際に歩くとかなり急でした。

雪が残っていて、同行した全員が見事に滑りそうになりながら

現地確認をしていました。

図面だけでは分からない危険性に気づけて、

安全対策を見直すきっかけとなりました。


③疑問を持つことが好きな人

「なぜこの基準なのか」

「もっと良い方法はないか」

気になり始めると、つい調べてしまうタイプです。

道路設計の仕事をしていると、検索履歴もなかなか独特になります。

「道路勾配 最大、最小」

「大型車 曲がれない 原因」

「車両諸元 登坂能力」

「重機重量」

「排水 断面不足」

「事故が多い原因」

など、普通の人が見ると??な履歴になっている時があります。


④人と話すのが嫌いではない人

設計はパソコン作業のイメージがありますが、

実際は協議もかなり多い仕事です。

時には、現地で地域の方に

「ここの道路は雨が降ると川みたいになるよ」

と言われ、その一言が設計の重要なヒントになることもあります。

基準書だけでは分からない“現場のリアル”を教えてもらえる瞬間です。


⑤新しいことにチャレンジするのが嫌いではない人

新しい工法、初めての条件、難しい協議。

毎回どこかに「初めて」があります。

もちろん、悩むことも多いです。

「これで本当に大丈夫か…」と図面を見返すこともありますし、

協議資料を作り直しているうちに、

気づけば夕方になっていることもあります。

でも、その分、完成した時の達成感があります。


設計の仕事は、ただ図面を描く仕事ではありません。

現地を見て、考えて、人と話して、悩みながら形にしていく仕事です。

毎回条件が違う。

だから難しい。

でも、毎回違うからこそ飽きない。

たぶん、そういう人にとっては、設計という仕事は

かなり面白い仕事なんだと思います。

(設計 佐藤)

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