最近、「設計に向いている人ってどんな人ですか?」と
聞かれることがありました。
少し考えてみると、設計に向いている人には、
ある共通点がある気がします。
①毎日同じことを繰り返すのが少し苦手な人
ルーティンワークをこなす人も必要ですが、
設計は「毎回ちょっと違う」の連続です。
むしろ、「昨日と同じ」が続くと落ち着かなくなる人の方が
向いているかもしれません。
②色々な場所に行くのが好きな人
設計では現地確認も大事な仕事です。
以前、冬に現地へ行った時のことです。
図面では「緩やかな坂」に見えていた道路が、
実際に歩くとかなり急でした。
雪が残っていて、同行した全員が見事に滑りそうになりながら
現地確認をしていました。
図面だけでは分からない危険性に気づけて、
安全対策を見直すきっかけとなりました。
③疑問を持つことが好きな人
「なぜこの基準なのか」
「もっと良い方法はないか」
気になり始めると、つい調べてしまうタイプです。
道路設計の仕事をしていると、検索履歴もなかなか独特になります。
「道路勾配 最大、最小」
「大型車 曲がれない 原因」
「車両諸元 登坂能力」
「重機重量」
「排水 断面不足」
「事故が多い原因」
など、普通の人が見ると??な履歴になっている時があります。
④人と話すのが嫌いではない人
設計はパソコン作業のイメージがありますが、
実際は協議もかなり多い仕事です。
時には、現地で地域の方に
「ここの道路は雨が降ると川みたいになるよ」
と言われ、その一言が設計の重要なヒントになることもあります。
基準書だけでは分からない“現場のリアル”を教えてもらえる瞬間です。
⑤新しいことにチャレンジするのが嫌いではない人
新しい工法、初めての条件、難しい協議。
毎回どこかに「初めて」があります。
もちろん、悩むことも多いです。
「これで本当に大丈夫か…」と図面を見返すこともありますし、
協議資料を作り直しているうちに、
気づけば夕方になっていることもあります。
でも、その分、完成した時の達成感があります。
設計の仕事は、ただ図面を描く仕事ではありません。
現地を見て、考えて、人と話して、悩みながら形にしていく仕事です。
毎回条件が違う。
だから難しい。
でも、毎回違うからこそ飽きない。
たぶん、そういう人にとっては、設計という仕事は
かなり面白い仕事なんだと思います。
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