みなさんこんにちは 設計4課の小泉です。
写真整理をしていたら、数年前に学会で行った
岩手大学の写真が出てきました。
写真を見るとその時の記憶がよみがえります。
旧盛岡高等農林学校(現農業教育資料館)や
その添景としてのドイツトウヒなどがあり、
宮沢賢治もそのドイツトウヒを見たであろうとの案内板もありました。
資料館の中には、石や樹木、鳥の標本、賢治の「日輪と山」(複製?)のほか、
「グスコーブドリの伝記と関 豊太郎教授」の説明書きがありました。
「グスコーブドリの伝記は賢治の自伝的童話で、冷害による飢饉で
孤児になったブドリが苦心してクーボー博士(関 豊太郎教授がモデル)に学び、
イーハトーブ火山局の技師心得となり、最終的には犠牲的な彼の死をもって
カルボナード火山島を爆発させ、温室効果によって
イーハトーブを冷害から救う。」というお話です。
若いブドリの英雄的な死と心ならずも生き残った老ペンネン技師
自分もペンネン技師の歳に近づいてきました。
この物語の最後をはしょると「イーハトーブは温室効果で暖かくなって、
秋の収穫も平年並みとなり、以前ブドリ一家が暮らしていたように、
たくさんの人達もたのしく暮らすことが出来た。」で結ばれます。
春はもうすぐです。
今年は昨年のような災害のない年でありますように。
今回はこれにてどっとはらい。
(Y.小泉)
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